勃起不全とは

勃起不全とは

勃起不全

勃起不全とは、昔はインポテンツと言います。現在ED、中折れとも呼ばれています。完全に勃起しない、また勃起できても硬さが不足、また持続できない状態も勃起不全とされています。専門的には「性交時に十分な勃起が得られない、あるいは十分な勃起が維持できない、満足な性交が行えない状態」と定義されています。また、米国泌尿器科学会によってEDの定義というと、「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと」となっています。

勃起不全の症状について、性的刺激に対して勃起が起こらない、勃起するまで時間がかかったり、性行為の途中で中折れしたり、つまりセックスをうまくできなくて満足な性交を得られない表現は出る場合、勃起不全を疑います。

勃起不全のメカニズム

早漏メカニズム正常な勃起は、性的刺激を受ける場合、神経を介して陰茎に勃起の信号を伝わると、また、脳から神経を介してNO(一酸化窒素)が放出され、陰茎のなかでcGMP(環状グアノシン一リン酸)という血管を拡張させる物質が増えています。これによって陰茎にある陰茎海綿体の動脈は大きく拡がり、血液が流れ込みます。海綿体はスポンジのように血液を吸い込んで貯め、膨張して硬くなって勃起が発生します。

この神経と血管はどちらかに障害が起こる場合、陰茎海綿体に十分な血液が流れ込まず勃起不全になってしまいます。特に、男性器の勃起は海綿体に血液が集まることに重要な作用を発揮してくるcGMP(環状グアノシン一リン酸)に繋がりますが、cGMP(環状グアノシン一リン酸)は男性器を刺激することで形成され、海綿体の筋肉を弛緩させる効果があり、海綿体に十分な血流をさせることができて勃起します。しかし、体内にあるPDE-5「5-ホスホジエステラーゼ」という酵素はこのcGMP(環状グアノシン一リン酸)の作用を阻害する働きを持って、結果として勃起が起きづらくなるのです。

また、陰茎海綿体の中にへ陰茎深動脈からたくさんの血液が入ってきて、さらにその血液が深陰茎背静脈へ出て行かないことで勃起が起きます。逆に陰茎の中へ血が入っていかない状態や、静脈を通って血液がどんどん外に出ていってしまう状態であれば、勃起は起こらないことになってしまいます。これも動脈硬化や高血圧を持っている人の中で勃起不全がよく見られている原因とされています。

勃起不全患者の特徴

調査によって現在、日本人男性の4人に1人が勃起不全と言われています。特に中等度の勃起不全を持っている人は勃起不全の全部患者の中に大きな割合を占めています。年齢から見ると、40~60代の中高年に勃起不全の発症率が高いですが、最近勃起不全を持っている若者の人数も増えている傾向があります。